このくだらない日常に推しという名の花を飾ろう

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しがない大学生オタクのひとりごと

嵐の歌詞を分析してみた

はじめに

どうもまたまたエリザベスです。

先日、ふとTwitterでこんな記事を目にしました。

https://prehyou2015.hatenablog.com/entry/prepara

プリパラに出てくる楽曲を分析してみた、という記事ですね。

これがなかなか面白かったので、じゃあ私のone of 推しである嵐はここ20年間でどんなことを歌ってきたのか気になって調べてみました。

ちなみにテキストマイニングとは、大量のテキストデータから有益な情報を取り出すことを指します。(出典:https://www.traina.ai/solution/textmining/about.html

 

それではLet's 歌詞分析!

 

対象曲と分析方法

・対象は「歌ネット」から、2019年発売の「5×20 All the BEST!! 1999-2019」までのシングル・アルバム・カップリング299曲

例:Love so sweet/嵐、5×20/嵐 など

・ソロ曲、ユニット曲、未音源化曲は除外

例:T.A.B.O.O/櫻井翔、MIKOSHI BOY/大宮SK など

・分析方法は、歌詞を「Lyrics Master 2」でテキストファイル化したのち、「KH Coder」を利用して語句を抽出するというもの(強制抽出に指定した語:「君」「僕」「俺」「オレ」「キミ」)

参考:http://basswhale.hatenablog.jp/entry/2015/05/30/171019

※これはあくまで個人の分析なので、一部抜けている語句もあるかもしれませんがそこはご容赦ください。

 

分析結果

・頻出単語100(上手い言い方が思いつかなくてごめんなさい)

f:id:elizabethblog:20200815224736p:plain

 

うーん、圧倒的光属性!

「今」「夢」「未来」「明日」「今日」など、現在と未来に関わるワードが上位に含まれているのは他のジャニーズアイドルと特に変わりませんね。

 ただ、「風」「空」など、自然の風景に関連するワードがかなり上位に食い込んでいるのは他のジャニーズグループにはない特徴だと考えられます。まあグループ名の「嵐」も自然現象ですからね笑(ちなみに「嵐」という単語自体は28回出てきました)

 

動詞で多かったのが「見る」「知る」というワード。他のジャニーズグループだと「信じる」が動詞の中ではトップになりがちなのですが、これらの語句が「信じる」よりも上位にきている理由として、「この世界を自分の目で見てみたい、もっと知りたい」という向上心や好奇心、ワクワクが表れていると考えられます。

また、特に「見る」について関連語検索をしたところ、「見る」に関しては「世界」の他にも「夢」「前」「未来」などのワードが上位にきていました。ここから他のジャニーズ同様未来志向な歌詞が多く書かれていることが分かります。

 

さらに注目したいのが「季節」というワード。

スクリーンショット 2020-08-11 22.18.45

他のジャニーズグループではそもそも頻出単語100の中にも入らない場合が大半なので、嵐特有の表現といって良いでしょう。

時間や瞬間を「季節」って表すなんておしゃれじゃない?こんな好きな人に出逢う季節二度とない。うんうん。

 

また、季節の中でも特に「夏」だけ頻出単語150に入るのも面白いです。ただ、これは他のジャニーズグループでも見られる現象なので、ジャニーズ全体で夏の歌が多いといえるでしょう。サマースプラーッシュ!!!

 

向こう」というワードも他のジャニーズグループでは上位に見られないものです。ほとんどが「風の向こうへ」の歌詞とはいえ、「Happiness」の「騒がしい未来が向こうできっと待ってるから」など、他の楽曲にもよく見られるワードなので、これも嵐ならではの特徴ですね。

 

 

ちなみに英単語の頻出ランキング(25回まで)はこうなりました。

スクリーンショット 2020-08-11 23.33.56

頻出単語150と結構被ってます。あと「oh」「yeah」などの感嘆詞が多いのもアイドルソングらしいですね。

天に届け舞い上がれOh Yeah〜♪\Oh Yeah〜〜〜!!!/

驚きなのが「ARASHI」が25回以内に入っていたことです。「嵐」じゃなくて「ARASHI」なのね。

 ・共起ネットワーク 

単語間のつながり、グループ分けはこんな感じです。
(線が濃いほどつながりが強いという結果を表しています)

大きく分けて紫と緑と黄色の要素が大部分を占めているわけですが、主に紫が「君と僕の関係」、緑と黄色が「現在自分が見ている先にあるもの」といった分類でしょうか。

嵐はコンサートの終盤でファンに対する感謝の思いや今後の将来について語っていくことが多いのですが、そんなファン(君)と嵐(僕)が描く今、そして未来への思いが歌詞の中にも表れていると考えられます。だからこそ、「嵐のファンで良かった……これからもついていきます……!!!」という風に思えるんですよね……!

本筋とは逸れますが笑顔と涙という一見相反するものにつながりが見られるのもまたエモポイントです(小声)

 

おわりに

今回嵐の歌詞を分析してみましたが、自分でも気づかなかった嵐の歌詞の良さ、そしてジャニーズの他のグループと比較した嵐ならではの魅力に気付くことができて非常に楽しかったです。キンプリとか他のグループでもやりたいな。

最後に文中で比較した他のジャニーズグループの歌詞の分析結果一覧を載せておきます。ぜひご参照ください。

http://basswhale.hatenablog.jp/entry/2015/05/30/171019

http://microchappy.hatenablog.com/entry/2015/05/19/221125

https://astaeight.hatenablog.com/entry/2015/05/23/001142

https://morningproject.hateblo.jp/entry/2015/05/23/002839

http://yuki922.hatenablog.com/entry/2015/05/21/225459

 

追記

活動休止ししばらく新譜は出さないであろうということでBRAVEからThis is 嵐までの全編英語詞の曲を除いた299+11=310曲を分析した結果がこちらです。

頻出語100

共起ネットワーク図

基本的にさほどデータの変動はないと思って大丈夫ですが、「終わる」という単語の出現回数が増加している点を見てみると活動休止を意識したものになっているのかなぁとも思いますね。そこは少し寂しいですが、だからこそ「The Music Never Ends」でアルバムの最後を締めたのが彼らなりのファンサービスだったのかもしれません。